Shopify(越境EC)でのドメインの選び方

オリジナルのドメイン選びのポイントとは

shopifyでは無料のドメインが提供されています。
この無料のドメインのまま運用しても構いませんが、オリジナルのドメインを使いたい人もいると思うので、ドメインの選び方、越境ECならではのポイントについて紹介します。

Shopifyの無料のドメインは以下のように、https://test123.myshopify.com というようにmyshopify というのが含まれます。
もし、この記事を見ているあなたが、このドメイン以外を望むのであれば、自分で新しいドメインを購入することもできます。
もしくは、既に取得している既存のドメインを接続することもできます。

Shopify管理画面のドメイン設定

「.com」がShopifyにはおすすめ

基本的にShopifyで設定するドメインのトップレベルドメインは「.com」という汎用ドメインをおすすめします。
「.com」は国際ドメインで、企業や商業利用のために用意されています。商業利用の場合におすすめのドメインです。
あのアメリカのAmazonもURLは「https://www.amazon.com」です。
日本のAmazonは「https://www.amazon.co.jp」になっていますね。

この「.co.jp」は日本国内の企業ということを意味します。
他には「.jp」は国別ドメインと呼ばれ、日本のWebサイトだということを意味します。
Shopifyの対象マーケットが日本国内だけであれば、この「.co.jp」や「.jp」を設定しても問題ないですが、海外からのアクセスを増やしたい場合や、越境販売する可能性があるのでしたら、国別ドメインを避けるべきです。
理由は、国別ドメインはGoogleの検索エンジンの評価に影響を与えるからです。
越境ECとして展開するときに「.co.jp」や「.jp」などを国別ドメインを設定していると、「ターゲット国を変更できない」というデメリットがあります。

例えば、
hoge.co.jp/
hoge.co.jp/en/
hoge.co.jp/zh/
のように国別ドメインのサイト内で言語を別けたとしても、/en/ 以下はアメリカ向け」ということをGoogleの検索エンジンに伝えることができません。

Googleの検索エンジンに英語のページだと認識されても、意味としては「日本向けサイトのドイツ語のページ」と認識される可能性が高いです。
SEOを重視するのであれば、Shopifyで多言語展開したい場合は、国別ドメインを設定しないほうが無難です。

中国のbaiduなどの特定地域でシェアのある検索エンジンではドメインの影響が大きいように感じます。
特定地域からのアクセス改善したいときはドメインを変更することも検討するべきです。

既にドメインをもっているならサブドメイン運用もあり

ただこれまで消化してきた「.co.jp」、「.jp」、「.com」は人気ドメインのため、既に使われていて、利用できない場合もあると思います。
もし、既に利用しているドメインがあるのであれば、サブドメインの利用をオススメします。

例えば、Yahoo!Japanもサブドメイン運用していて
有名な「https://www.yahoo.co.jp/」をベースに、ヤフーショッピングだと「https://shopping.yahoo.co.jp/」という風に
shoppingが追加されています。

サブドメイン運用であれば、既存のURLの頭に追加されるだけなので、既存のユーザーも追加したサブドメインのWebサイトに不信感なくアクセスしやすいです。
また、追加でドメインを習得しないので費用も発生しません。
一度サブドメインでの運用のメリットは多言語化の際にも役立ちます。
サブドメイン運用をする際には、Google Analyticsのクロスドメイン設定も忘れず設定しましょう。
Google Analyticsに本ドメインとサブドメインが関係あるサイトだとみなすようにします。

ここまで、国別ドメイン/汎用ドメイン、サブドメインと紹介しましたが、それでも他のドメインを選択するしかない場合は、
「.shop」「.store」などの比較的新しいドメインも検討すると良いでしょう。
ドメイン選びのポイントを紹介しましたが、越境ECならではの選び方があります。

皆さんもこれを参考に、自分にあったドメインを習得してください。もしShopifyのことで課題があればテクノソースがサポート致しますので、お問い合わせください。

ブログに戻る

感想・コメント

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。